「留学したい」と決めたものの、次に何をすればいいの?
私がカナダ留学を決めたとき、まさにそんな状態でした。
ネットで調べてみても、社会人留学についてよく分からない。
しかも当時はコロナ禍。そもそも今、海外に留学できるのかさえ分かりませんでした。
そこで私は留学エージェントに相談し、少しずつ具体的な準備を進めていきました。
この記事では、私が2022年にカナダ・バンクーバーへ約6か月間の語学留学をした際、実際にどんな準備をしたのかを振り返ってまとめます。ネットで書いてあるような一般論というより、自分の経験をリアルに書いています。+αとしてご参考になれば幸いです。
これはあくまで私自身の経験談です。
ビザや入国条件などは現在と異なる可能性がありますので、現在留学を考えている方は、最新の公式情報を確認してください。
留学エージェントへ相談
留学を決めた私は、まずインターネットで「社会人留学」について調べました。
でも……。
よく分からない。
留学先はどうやって決めるのか。
学校はどうやって探すのか。
費用はいくらかかるのか。
仕事はどうすればいいのか。
調べれば調べるほど情報が出てきて、逆に何から手をつければいいのか分からなくなってしまいました。
そこで、留学エージェントに相談してみることにしました。
実際のエージェント探しについてはこちらにまとめています。
→社会人留学のエージェント選び。私が「留学のWISH」に決めた理由
留学先と期間を決める
この国へ留学したい!と即決できることもあると思いますが
私が留学を考えていたのは2022年。
コロナ禍だったため、通常の留学準備とは少し違いました。
まず確認したかったのは、
「今、本当に留学できるの?」
ということ。
国によって入国状況も異なり、当時は行きたいと思った国へ自由に行ける状況ではありませんでした。
当時、私が候補として考えていたのは、
- オーストラリア
- アイスランド
- カナダ
など。
ただ、オーストラリアはコロナの影響で入国が難しい状況。
アイスランドは距離の問題があり、英語を学ぶ環境としても自分には合わないと感じました。
カナダのトロントも候補にはなりましたが、日本からの距離を考えると少し遠い。
そんな中で候補に残ったのが、カナダのバンクーバーでした。
私の場合は語学留学だったので、留学先を選ぶときにいくつか条件がありました。
英語を学ぶなら、できればネイティブの英語に触れたい。
そして、
- 治安が比較的良い
- 日本からのアクセスが良い
- 留学する4~10月ごろの気候が良い
- 当時は今ほど円安ではなかった
- 費用面でも比較的現実的
という条件を考えていき、バンクーバーに決めました。
今振り返ると、コロナ禍だったことで選択肢がかなり限られていたからこそ、逆に決断はしやすかった部分もあったのかもしれません。
そして、留学期間は6か月未満にしました。(カナダの場合)
当時の私は、できるだけ複雑なビザが必要にならない期間で留学したいと考えていたからです。
※ここで書いているビザ・入国条件は2022年当時の私のケースです。現在の制度とは異なる可能性があります。
語学学校選び。私が重視したこと
行き先がバンクーバーに決まったら、次は学校です。
学校を選ぶとき、私が重視したのは、
「社会人が多いこと」
「日本人が少なめであること」
「ビジネスクラスがあること」
でした。
なぜここを重視したのか。
バンクーバーは日本人留学生が多いことで知られているので、せっかく海外に行くなら、できるだけ日本人ばかりの環境は避けたいと思っていました。
実際、現地に行ってからも、
「クラスのほとんどが日本人だった」
「英語力が同じくらいの日本人同士で集まってしまった」
という話を聞くことがありました。
それなら、日本で英語を勉強しているのとあまり変わらないのでは?
そんなことを考えて、学校選びでは日本人比率も気にしました。
また、社会人が多い学校なら、仕事や将来のことなど、似たようなライフスタイルや考え方を持つ人と出会えるのではないかと思いました。
せっかく海外に行くなら、英語だけでなく、仕事の話や人生の話もしてみたい。
そして、ビジネスクラスがあったことも決め手の一つでした。
ちなみに、私は「学生が嫌い」というわけではありません。
素敵な考え方を持っている学生もたくさんいると思います。
実際に現地でたくさんの10代20代で、志の高い学生にも出会い刺激を受けました。
ただ、当時の私は、学生中心の雰囲気よりも、社会人が多い落ち着いた環境のほうが自分には合っていると思っていました。
予算と見積もりから留学プランの調整
学校を決めたところで、具体的な費用を出してもらいました。
ホームステイを利用する予定で、航空券なども含めた最初の見積もりは、
約170万円。
当時の為替レートは、私が見積もりを出してもらった時点で、
1カナダドル=96.39円
でした。
今振り返っても、170万円は決して小さな金額ではありません。
実際には、現地での食費や日用品、娯楽などでもっとお金がかかります。
「思っていたより高い……!」というより、実際に数字で見ると「留学ってこれくらいかかるんだ」と、かなり現実味が出てきました。
ここでおすすめしたいのが、見積もりをもらったら、その金額をもとに一度予算を立ててみることです。
「留学には○万円まで」と予算を決めてから見積もりを見ると、
- 留学期間を少し短くする
- 学校やコースを見直す
- ホームステイの条件を考え直す
- 逆に、ここはお金をかけたい!という部分を残す
など、留学プランそのものを調整しやすくなります。
私自身も、最初から完璧なプランを決めていたわけではありません。
見積もりを見て、予算と照らし合わせながら「自分はどこにお金をかけたいのか」を考えていきました。
これから留学を考えている方も、まずは見積もりを取ってみて、そこから予算に合わせてプランを調整していくのがおすすめです。
微調整をしたものの、大きく金額を変えることはできませんでした。
そこで、夫に相談しました。
ただ、夫はもともと私のやりたいことを尊重してくれるタイプ。
また、国際交流や異文化体験のような経験には、あまりお金を惜しまない考え方だったので、
「いいんじゃない?」
という感じで快諾してくれました。
こうして、留学がどんどん現実になっていきました。
会社への相談
社会人の私にとって、費用と同じくらい大きな問題だったのが、
「仕事をどうするか」
でした。
ここについては、前回の記事で詳しく書いているので、今回は割愛します。
会社にも相談し、いよいよ正式に留学準備を進めることになりました。
エージェントに正式申し込み。手続き開始
会社への相談を終えた後、留学エージェントに正式に申し込みました。
学校への入学手続きやホームステイなど、いろいろな手続きを進めていきます。
私の場合、かなりエージェントに頼っていました。
今振り返ると、
「割と丸投げだったかも……」
と思います(笑)。
でも、初めての海外留学で分からないことだらけだった私にとっては、とてもありがたい存在でした。
学校とホームステイの手続き
学校への入学手続きは、エージェントにお願いしました。
ホームステイ先もエージェントに探してもらうことに。
ところが、ここで一つ予定外のことが起こりました。
エージェント経由ではホームステイ先が満室。
そこで、学校にホームステイ先を探してもらうことになりました。
「全部予定通りに進むわけではないんだな」と、このあたりで少し実感しました。
とはいえ、最終的には学校とエージェントにサポートしてもらいながら手続きを進めることができました。
eTAの申請
当時はカナダへの渡航に必要なeTAの申請も行いました。
しかもコロナ禍だったので、通常の渡航準備だけではありません。
発熱した場合はどうするのか。
発熱した場合、隔離期間はどこで過ごすのか。
そんなコロナ禍ならではの入力や確認事項もありました。
私一人では「これ、どう答えるの?」となっていたと思いますが、エージェントが回答を用意してくれたものもあり、かなり助けてもらいました。
海外旅行保険加入
海外旅行保険については、エージェントに任せず自分で
ジェイアイの「tabihoたびほ」
を手配しました。
現地で怪我や病気をした際に、手厚くサポートしてくれることを重視して選びました。
10万円くらいしました。
そしてこれは、留学を終えた今でも、
「入っておいてよかった」
と思っています。
実際に現地で海外旅行保険を利用することがあったからです。
留学中は何が起こるか分からないので、これは準備しておいてよかったことの一つでした。
航空券購入
そして、今考えるとちょっと恥ずかしいのですが……。
私は当時、自分で海外の航空券を手配したことがありませんでした。
しかも、空港からホームステイ先までの送迎もついていたので、
「もう全部お願いしてしまおう!」
ということで、航空券と空港からの送迎もエージェントにお願いしました。
今の自分なら、
「それくらい自分でやれよ(笑)」
と思います。
でも、当時は初めての長期海外生活。
分からないことを無理に自分だけでやるより、サポートしてもらえるところはお願いする。
それも一つの方法だったのかなと思います。
英語の勉強
手続きだけでなく、もちろん英語の勉強も始めました。
オンライン英会話受講
私はネイティブキャンプで、週3回くらいオンラインレッスンを受けていた……と思います(笑)。
さらに、留学エージェントから案内された別のオンライン英会話も受講しました。
「せっかく留学するんだから、少しでも英語を話せる状態で行きたい」
そんな気持ちで、出発前から英語に触れる時間を作っていました。
TOEIC受験
出発前の自分の英語力を知っておきたくて、TOEICも受験しました。
留学して英語力がどれくらい変わったのかを後から比較するためにも、受けておいてよかったと思います。
このときの英語力については、留学前後のTOEICの変化も含めて、別の記事で詳しく書きたいと思います。
学校の入学準備
留学前には、学校のレベルチェックもありました。
オンラインで学校の先生と話したり、グラマーのテストを受けたりしました。
そして、学校への提出書類もありました。
これが……
本当にしんどかった。
なぜなら、書類が全部英語だったからです。
英語しか書かれていない書類を初めて目の前にした私は、
「……これ、どうすればいいの?」
と絶望しました。
Google翻訳を使いながら、一つずつ確認して、なんとか書いていきました。
今思えば、これも留学前の良い洗礼だったのかもしれません。
「私、本当に英語を勉強しに行くんだ……」
と、ここで改めて実感しました。
コロナ禍特有の準備
2022年当時はコロナ禍だったので、通常の留学準備にはない手続きや確認事項もありました。
発熱した場合の対応や隔離についての確認など、普段なら考えなくてもよかったことまで準備しなければいけませんでした。
また、当時はワクチンパスポートというコロナワクチンの接種証明書も提出しなければなりませんでした。
今振り返ると、私の留学準備は、
「普通の留学準備+コロナ禍ならではの準備」
だったと思います。
バンクーバーの行きたい場所を調べた
手続きや英語の勉強ばかりしていると、だんだん疲れてきます。
そこで私は、バンクーバーで行きたい場所を調べました。
「ここに行ってみたい!」
「これを食べてみたい!」
と、現地でやりたいことを調べることで、留学を楽しみにする気持ちを保っていました。
留学準備は大変なことばかりではなく、こういう時間も大切だったと思います。
「お土産探し」と「日本について勉強すること」
出発が近づいてきて、最後にやったこと。
それは、
お土産探し。
そしてもう一つが、
日本について説明できるようにすること。
でした。
「え?留学に行くのに、日本の勉強?」
と思うかもしれません。
私も最初はそこまで考えていませんでした。
でも、夫からこんなことを言われました。
「自分のことを説明できないと、コミュニケーション取れないよ。現地で自分のことは誰も教えてくれないでしょ」
確かに。
英語を学びに行くことばかり考えていましたが、現地では当然、
私は日本人であり、
「日本ってどんな国?」
「日本ではどんな文化があるの?」
「これは日本ではどうするの?」
と聞かれることもあります。
そこで私は、日本について英語で説明できるように、いろいろ調べました。
例えば、
- 自分自身についての自己紹介
- ラーメンやお寿司などの日本食
- お箸の使い方
- 食事の前後に手を合わせる習慣
- 日本の有名な場所
- 日本で有名なお菓子
- 干支について
など。
「これは英語で何て言うんだろう?」と思ったものを調べて、説明できるようにしていきました。
実際に現地で上記以外に「お好み焼き」について説明する機会ありました(笑)
留学前に「日本について勉強しておいてよかった」
今回、留学準備を振り返ってみて、私が一番「やっておいてよかった」と思うのは、
日本について勉強していったことです。
留学というと、どうしても、
「英語を勉強しなきゃ」
「英会話をしなきゃ」
「英語力を上げなきゃ」
と考えてしまいます。
もちろん、それも大切です。
でも海外に行くと、自分が日本人であることを意識する場面が思っていた以上にあります。
日本について聞かれたときに、
「えっと……日本ではどうだっけ?」
となるより、
「日本ではこうなんだよ」
と自分の言葉で話せたほうが、きっと会話も広がります。
そして、日本について調べているうちに、今まで当たり前だと思っていた日本の文化を改めて知ることもできました。
海外に行く準備は、英語だけではなかった。
これは、実際に留学を経験したからこそ分かったことの一つです。
まとめ|私の留学準備は、意外と「人に頼りながら」だった
こうして振り返ってみると、私は完璧に留学準備をしたわけではありません。
分からないことはネットで調べ、それでも分からなければエージェントに相談。
学校やホームステイの手続きもかなりお願いしました。
海外の航空券だって、自分で手配できずエージェントにお願いしました(笑)。
一方で、英語の勉強をしたり、TOEICを受けたり、現地で楽しみたい場所を調べたり、日本について勉強したり。
そうやって少しずつ準備を進めていきました。
そして気がつけば、
「留学に行く準備」から「もうすぐカナダに行くんだ」という実感へ。
準備を始めた頃には想像もしていなかった、6か月間のカナダ生活が始まろうとしていました。
※この記事は、私が2022年にカナダ・バンクーバーへ語学留学した際の経験をもとに書いています。当時と現在では、ビザ・入国条件・航空券・留学費用などが異なる可能性があります。現在留学を検討されている方は、最新の情報を各公式機関等でご確認ください。


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