退職せずに半年間留学できた私の伝え方

カナダ留学

カナダ留学を決めたら、次に考えなければならなかったのが「会社にどう伝えるか」でした。

私の場合、留学を決心してから出国までは、わずか3か月ほど。

留学期間は半年。

「退職して留学するのか、それとも会社に在籍したまま行く方法があるのか」

まだ何も決まっていない状態でしたが、どちらにしても早めに上司へ相談する必要がありました。

今回は、私が会社に留学の相談をしたときのことを振り返ってみます。

※この記事は2022年当時の私の経験をもとに書いています。現在の会社の制度や対応とは異なる場合があります。

留学先と期間を決めたら、まず会社に相談

以前の記事で書いたように、私は留学エージェントに相談しながら、留学先の国や期間、費用などを具体的に決めていきました。

そして、出国日を決めたところで、いよいよ会社への相談です。

当時の私は、

「もし会社を辞めることになっても、留学に行こう」

という気持ちでいました。

もちろん、仕事を辞めることは簡単な決断ではありません。

それでも、せっかく決めた留学を諦めるという選択肢は、当時の私にはありませんでした。

会社へ相談するときに気を付けたポイント

そんなとき、ちょうど上司との定期面談がありました。

普段から仕事について話す機会ではありましたが、このタイミングで「今しかない」と思い、留学について相談することにしました。

かなり緊張したのを覚えています。

「留学したいです」

と上司に伝えること自体、私にとってはかなり大きな一歩でした。

その時に話すストーリーを自分なりに準備していました。

「なぜ留学したいのか」を仕事につなげて話した

会社に留学の相談をするにあたって、私は「ただ海外に行ってみたい」という話にならないように、自分がなぜ留学したいのかを整理してから話しました。

当時、私の勤めていた会社では、外国籍の社員が少しずつ増えていました。

中には、仕事をしながら日本語学校に通っている社員もいました。

また、会社として海外事業も少しずつ広がっていて、以前よりも英語や異文化への理解が重要になっていると感じていました。

そこで私は、

  • 英語を実際に話せるようになりたい
  • 海外で生活し、異文化に触れることで自分の視野を広げたい
  • 留学で得た経験を、将来的には仕事にも生かしたい

ということを上司に伝えました。

もちろん、留学をしたいと思った理由は、それだけではありません。

個人的な思いや「自分を変えたい」という気持ちもたくさんありました。

ただ、会社に相談する場では、まずは仕事とのつながりを意識して、自分の考えを伝えることにしました。

退職だけを前提にせず、できる方法がないか確認した

私は、退職して留学する覚悟はしていました。

一方で、

「もし会社に在籍したまま留学できる方法があるなら、そうしたい」

という気持ちもありました。

そこで、有給休暇を使ったり、場合によっては欠勤扱いにしたりすることで対応できないか、人事部に確認してもらえないかと相談しました。

もちろん、会社の制度や状況によって対応は違うと思います。

私の場合も、最初から「きっと休職できる」と思っていたわけではありません。

可能性があるなら、一度相談してみよう。

そんな気持ちでした。

会社の中で、少しずつ自分の思いを伝える

実は、上司に相談する前から、社会人留学について興味があることを、周囲に少しずつ話していました。

たまたま役員の方とお話しする機会があったときにも、

「社会人になってからの留学に興味がある」

「これからはリスキリングも大切だと思っている」

というような話をしていました。

そのときに、

「いいと思う!人生変わるから」

と言ってもらえたことも、私にとっては大きかったです。

今思えば、これがいわゆる「根回し」に近かったのかもしれません。

でも、誰かを説得しようとしていたというより、

「私はこういうことを考えています」

と、自分の思いを少しずつ周囲に知ってもらっていた、という感覚でした。

予想外の反応

そして、いよいよ上司に留学の話をしたとき。

私の上司は、

「私だけでは判断できないので、部長にも相談してもいい?」

と言って、その場で部長にも声をかけてくれました。

そして、私の前で一緒に留学について説明・報告してくれたのです。

このときのスピード感には、今でも驚きます。

私だったら、同じようにすぐ行動できただろうか……と思います。

そして、部長から返ってきた言葉は、

「いいと思うよ。どれくらいいくの?」

「せっかく行くなら、後悔のないようにね。いってらっしゃい」

というものでした。

まさか、こんなに前向きに受け止めてもらえるとは思っていなかったので、本当に驚きました。

その時の上司には今でも感謝しきれません。

結果的に、会社に在籍したまま半年間留学することに

その後、会社と相談を進めた結果、

有給休暇を消化したあと、欠勤(無給)という形で、会社に在籍したまま半年間留学する

という形を取ることができました。

もちろん、会社に在籍したまま留学できることが、すべての会社で可能なわけではありません。

私の場合は、当時の会社の制度や周囲の理解があったからこそ実現できたことだと思っています。

人事評価などについては、もしかすると多少影響があったのかもしれません。

でも、当時の私は、それをほとんど気にしていませんでした。

それ以上に、

「この留学は、自分にとってそれだけ大きな意味がある」

と確信していたからです。

会社への相談で大切だと感じたこと

振り返ってみると、留学準備では「留学先を決める」「お金を準備する」といったことだけではなく、周囲に自分の考えをきちんと伝えておくことも大切だったと感じます。

特に会社に相談する場合は、

  • なぜ留学したいのか
  • 留学で何を得たいのか
  • 仕事にどうつなげていきたいのか
  • 会社の制度で利用できるものはないか

などを、あらかじめ自分なりに整理しておくと話しやすいと思います。

そして、可能であれば上司だけではなく、普段の仕事の中で関わる人にも、自分の考えや興味を少しずつ話しておく。

それが必ず何かにつながるとは限りません。

それでも、自分が何を考えているのかを周囲に知ってもらうことで、思いがけず応援してもらえたり、新しい可能性が見えてきたりすることもあるのだと思います。

今思えば、よく言えたなと思う

今振り返ってみると、

「私、よく上司に『留学したいです』なんて言えたな」

と思います。

出国まで3か月しかなく、会社を辞める可能性もある。

周りからどう思われるかも分からない。

それでも、あのときの私は、それくらい自分を変えたかったのだと思います。

仕事を辞めることになってもいい。

環境を変えてでも、一度外に出てみたい。

そんな気持ちが強くありました。

だからこそ、思い切って相談することができたのだと思います。

そして何より、私の突然の相談を受け止め、前向きに考えてくれた当時の上司や周囲の方々には、本当に感謝しています。

自分一人の力だけでは、半年間の留学を実現することはできませんでした。

まとめ

カナダ留学を決めてから出国までは、私の場合わずか3か月ほどでした。

だからこそ、留学先や費用などを決めたら、会社への相談もできるだけ早く始めることにしました。

退職するのか、在籍したまま留学できるのか。

最初から答えが分かっていたわけではありません。

ただ、「できる方法があるなら相談してみよう」と動いたことで、結果的に私は会社に在籍したまま半年間の留学を実現することができました。

もし社会人留学を考えている方がいたら、まずは**「自分はなぜ留学したいのか」を整理してみること**をおすすめします。

そして、可能であれば早めに上司や会社に相談してみてください。

会社によって制度も対応も違うので、必ず同じ結果になるわけではありません。

それでも、相談してみなければ分からないことはたくさんあります。

私自身、この一歩を踏み出したことが、その後の人生を大きく変えるきっかけになりました。

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