「なんで私だけ…」保育園1年目の苦労

子育て

4月から息子が保育園に通い始めた。

「保育園の洗礼」

覚悟はしていた。

「保育園に通い始めたら、たくさん風邪をもらうよ」

そんな話は聞いていたし、仕事を休まなければいけない日が増えることも、なんとなく想像していた。

でも、実際に始まってみると、想像していた以上に大変だった。

子どもが風邪をひけば、仕事を休む。

仕事を休めば、仕事がたまる。

周りにも迷惑をかける。

そして、子どもの看病だけでは終わらない。

夜は何度も起こされる。

いつもより機嫌が悪い。

好き嫌いが激しくなって、食事も思うように進まない。

結局、私の負担はいつもの何倍にもなる。

急な発熱、仕事を休んだ

手足口病になったときのこと。

昨日は息子の体調が悪く、保育園を休ませた。

私も会社を休んだ。

「今日は息子のそばにいよう」

そう思って仕事を休んだはずなのに、当然のことながら、私の休息にはならない。

息子の相手をして、ご飯を食べさせて、様子を見て。

できれば少し寝てほしい。

私も少し休みたい。

でも、子どもはそんな親の都合なんて知ったことではない。

熱があるのに、めちゃくちゃ元気。。。

「……私、なんのために仕事休んだんだろう」

そんなことまで思ってしまう。

もちろん、息子が悪いわけじゃない。

分かっている。

分かっているのに、疲れてくるとイライラしてしまう。

そんな自分にも嫌気がさす。

病児保育は常にキャンセル待ち

翌日は病児保育を予約していた。

これで少し仕事ができる。

昨日休んだ分も取り戻さないといけない。

そう思っていた。

しかし、当日朝にキャンセル待ちとなった。

前日利用者は優先的に次の日も利用できるため、

早めに予約していてもキャンセル待ちに降格することはよくある。

結局、利用することはできなかった。

「どうしよう……」

そんな私に夫が言った。

「今熱もないし、元気そうだから保育園預けたら?」

私のこころは少しざわついた。

まだ本調子じゃない息子を保育園に預けることに、どうしても抵抗があった。

でも、仕事もある。

昨日も休んでいる。

今日も休むことになったら、仕事はどうなるんだろう。

大切な打合せもあるし、なんとか出社したいな。

そう考えてしまって、

「……分かった」

と、息子を保育園に連れて行った。

そして、すぐにお迎え要請

すがる思いで保育園の門をくぐった。

「ごめんね」そんな気持ちで息子を送り出した。

すぐにお迎えの連絡が来た。

「ああ……やっぱりそうだよね」

自分でも分かっていた。

本当は、預けたくなかった。

なのに、私は預けに行った。

保育園から電話が来た瞬間、

「やっぱり無理だったんだ」

という気持ちと、

「私、何してるんだろう」

という気持ちが入り混じった。

そして、息子を迎えに行った。

周りは普通に子どもを預けているのに

すぐに保育園に迎えに行く。

朝、子どもを登園させて仕事へ向かう人たち。

みんな、それぞれの仕事に向かっている。

そんな中で、私は一人、息子を迎えに来た。

なんだか、自分だけが取り残されたような気持ちになった。

先生の目を見られなかった。

「またこのお母さんだ」

と思われているんじゃないか。

「最初から休ませればよかったのに」

と思われているんじゃないか。

そんなことを勝手に考えてしまう。

もちろん、先生はそんなことを言っていない。

きっと、何も思っていない。

でも、自分で自分を責めてしまう。

情けない。

私は何をしているんだろう。

「結局、私が背負うんだ」

夫も仕事をしている。

私も仕事をしている。

どちらも働いている。

それなのに、子どもが体調を崩したとき。

保育園から呼び出しが来たとき。

病児保育を探すとき。

仕事を休むとき。

結局、いつも私が背負っている気がする。

夫に悪気がないことも分かっている。

夫だって仕事がある。

でも、

「保育園預けたら?」

と言われて、もやっとしながらも私が連れて行く。

そして、結局お迎えに行くのも私。

なんだか、すごく疲れた。

心がぽっきり折れてしまった。

「仕事を休めばいい」だけじゃない

子どもが体調を崩したら、

「仕事を休めばいい」

と言うのは簡単だ。

でも、仕事を休んだら、それで終わりではない。

仕事はたまる。

周りに謝る。

復帰したら、その分を取り戻す。

子どもの看病をしている間も、頭の片隅には仕事のことがある。

そして、子どもが元気になったら、今度は自分が疲れ切っている。

それでも、また仕事に行く。

また保育園に預ける。

また風邪をもらう。

また休む。

その繰り返し。

「これ、いつまで続くんだろう」

そう思ってしまう。

情けない母親なんかじゃない

この記事を書きながら、あの日の自分に言いたい。

あなたは情けなくなんかない。

みんな毎朝、仕事のプレッシャーと子供への罪悪感の間で

すり切れそうな心を必死に保ちながら、賭けに出るような気持ちで送り出している。

今回、たまたまその「賭け」に負けてしまっただけ。

そして、その結果のすべてをあなたが一人で引き受けて

先生の視線に耐え、頭を下げて我が子を連れ帰ってきた。

情けないどころか、極限状態の中で必死に家族を回そうと泥をかぶった、

ものすごく勇敢で立派な母親の姿だと思う。

私は、ちゃんと頑張っていた。

ただ、ちょっと疲れすぎていただけ。

最後に

保育園1年目。

子どもが病気になるたびに、親も試されているような気持ちになる。

仕事と育児。

どちらも大切。

だからこそ、どちらかを選ぶたびに罪悪感が生まれる。

「子どもを優先したら、仕事に申し訳ない」

「仕事を優先したら、子どもに申し訳ない」

その間で揺れ続ける。

でも、本当は母親だけがその責任を背負わなくてもいいはず。

共働きなら、子どもの体調不良も、仕事の調整も、看病も、夫婦で背負っていい。

……いや、背負うべきなんだと思う。

今日も私は、息子を連れて帰る。

仕事はまた、たまってしまった。

でも今日は、

「仕方ない」「しょうがないよね」

と少しだけ自分に言ってあげようと思う。

息子が元気になるまで。

そして私も、また笑って仕事ができるようになるまで。

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